スイングモータ(冷蔵庫圧縮機)

スイングモータとは、
通常、圧縮機の動力は主軸が回転運動する回転式(いわゆるモータ)が一般的であるが、スイングモータは圧縮機(ピストン)に直結されたコイルが往復運動する振動型である。

基本原理
磁界中に直角方向にコイルをおいてこれに交流電流を流せば、このコイルにフレミングの左手の法則にのっとった力(推力)が発生する。その推力をダイレクトにピストンに伝え圧縮、吸入工程をおこなう

特徴
・ピストン部の共振
コイルに発生する推力のみで直結されたピストンにより気体を圧縮するには振幅が不十分である。そこでスイングモータでは有効な冷媒圧縮をするために、ピストン、コイル、スプリングからなる振動系の固有振動数に、入力する電流の周波数を合わせ共振を利用し、振幅の増幅を行い冷媒圧縮を行っている

・低起動力構造
スイングモータはコイルの推力をダイレクトにピストンにつたえる構造となっている。そのため、ピストンがフルストロークにならなくても起動することが出来るため大きな起動力を必要としない低起動力構造である。
また、回転式のように起動時の突入電流がなく、車載使用時にバッテリー消費が少なく、配線も細くできる。

・インバータ制御
スプリングの共振現象を利用して最大効率を得るために精密な周波数制御をする必要があり1970年代(ゲルマニウム時代)からインバータを使用している。

 

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